日本と比べてアメリカは年間休日が少ないことで知られていますが、10月の第2月曜日は先住民の日(Indigenous Peoples' Day)というものがあります。この祝日は、クリストファー・コロンブスが1492年にアメリカ大陸に到達したことを記念して設けられ、以前はコロンブス・デーと呼ばれていました。
しかし近年では、コロンブス・デーに対する見直しが進み、多くの州や都市でこの祝日が廃止され、代わりに「先住民の日」として祝われるようになっています。
先住民の日は、アメリカ大陸の先住民の文化、歴史、権利を称える日として位置づけられ、この日を祝うことは、先住民の存在を認識し、彼らの貢献や苦悩を理解するための重要な機会です。各地で行われるイベントやプログラムでは、先住民の文化や歴史に触れることができ、教育的な側面も強調されています。
歴史的背景
コロンブス・デーは1900年代初頭に正式な祝日として制定されました。当初はアメリカの発展を称賛する意図がありましたが、コロンブスの到達は先住民にとって、土地の喪失や文化の消失を伴う出来事でもありました。コロンブスの探検は、先住民の生活に深刻な影響を及ぼし、植民地化の進展により多くの先住民が苦しむことになりました。
先住民の視点とその重要性の見直し
近年、アメリカ社会は先住民の歴史や文化について再評価する動きが高まっています。先住民の権利や文化を尊重しようとする意識が広がる中で、コロンブス・デーを祝うことが先住民にとってどのような意味を持つのかが問われるようになりました。多くの人々が、コロンブス・デーを祝うことが先住民の苦痛を無視するものであると感じ始め、代わりに先住民の日を採用することを支持する声が上がっています。
社会運動と意識の変化
社会運動の影響も大きいです。特に、ブラック・ライヴズ・マター運動やその他の人権運動が広がる中で、先住民の権利や声を上げることが重要視されるようになりました。これにより、先住民の日の採用が進み、各地でこの祝日を祝うイベントや教育プログラムが実施されるようになっています。先住民の日は、先住民の文化や歴史を称える日として、より広く認識されるようになりました。
政治的な動き
コロンブス・デーを廃止し、先住民の日を採用する動きは、地方自治体や州レベルで進んでいます。カリフォルニア州やミネソタ州など、先住民の日を公式に祝う州が増えており、この流れは今後も続くと見込まれています。政治家や活動家たちは、先住民の日を通じて先住民の権利向上を目指し、社会的な認知を高めるための努力を続けています。
実は、先住民の日は各州によって呼び方がバラバラです。さらに連邦政府が定める法定休日であるにもかかわらず、休日にならない州もあるのです。コロンブス・デーや先住民の日以外にハワイ州では発見者の日(Discoverers’ Day)、サウスダコタ州ではネイティブ・アメリカンの日(Native Americans’ Day)などと呼ばれています。
まとめ
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