2024年のワード・オブ・ザ・イヤーは「Polarization」:単語の使い方をご紹介

日本でも毎年、今年の漢字が発表されるが、アメリカでも辞書や辞典を発売するメリアム・ウェブスター社が毎年、今年の単語(ワード・オブ・ザ・イヤー)を発表します。日本ではオリンピック・パラリンピックの日本人選手などの活躍したことによる「金(キン)」と政治の裏金問題などの影をあらわす「金(かね)」という意味も兼ねて2024年の今年の漢字は「金」という漢字に決定したが、アメリカのワード・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのは二極化という意味の「Polarization」という単語でした。

今回は、2024年のアメリカのワード・オブ・ザ・イヤーに選ばれた「Polarization」という単語を紹介します。

「Polarization」とは?

「Polarization(ポラリゼーション)」は、もともと物理学的な用語で、光や電波が特定の方向に振動する現象を指していましたが、現在では主に社会的、政治的な分野で使われています。社会や集団の中で意見や価値観、立場が極端に分かれ、対立が激化する現象を表す言葉です。アメリカをはじめ、世界中で政治的な立場が二極化し、共通の理解や妥協点を見つけることが難しくなっている現状を示すために頻繁に使われています。

「Polarization」の使い方

1. 社会的な文脈での使い方

社会的な文脈で「Polarization」を使用する場合、主に異なる社会集団や文化的背景を持つ人々の意見が激しく分かれ、対話が難しくなる状況を指します。例えば、経済格差、人種問題、移民政策、環境問題などが社会的ポラリゼーションの原因となり、異なる立場を持つ人々の間に深い溝を作ります。

"The polarization in society has led to a breakdown in communication between different social groups."
(社会におけるポラリゼーションは、異なる社会集団間でのコミュニケーションの断絶を引き起こしている。)

"Racial and economic polarization continue to divide communities across the country."
(人種的および経済的なポラリゼーションが、全国のコミュニティを分断し続けている。)

2. 政治的な文脈での使い方

政治的なポラリゼーションは、特に政党間の対立に関して使われることが多いです。現代の政治では、右派と左派の立場がますます極端になり、妥協や協力の余地が少なくなっています。この現象は選挙戦や政策決定において顕著に現れ、しばしば政府の機能不全を引き起こす要因ともなります。

"Political polarization in the United States has reached unprecedented levels, with both parties refusing to compromise."
(アメリカにおける政治的ポラリゼーションは前例のないほどに達しており、両党は妥協を拒否している。)

"The polarization of voters along party lines has made it difficult to address issues that affect all citizens."
(党派ごとの有権者のポラリゼーション(分極化)は、すべての市民に影響を与える問題に対処することを難しくしている。)

3. メディアの影響

メディアが「Polarization」を助長する要因として指摘されることもあります。特にインターネットとSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及により、人々は自分の意見に合った情報源に接することが多くなり、意図的または無意識に自分の立場を強化する情報を選択する傾向があります。これにより、異なる意見を持つ人々の間での理解や対話が難しくなる場合があります。

"Social media has contributed to the polarization of public opinion by amplifying extreme voices and limiting exposure to differing views."
(ソーシャルメディアは、極端な意見を増幅し、異なる視点への接触を制限することで、世論のポラリゼーション(分極化)を助長している。)

"The rise of partisan news outlets has made it harder for citizens to find balanced and unbiased information."
(党派的なニュースメディアの台頭は、市民がバランスの取れた公平な情報を見つけることを難しくしている。)

いかがでしたか?少し難しく聞こえる言葉ですが、とても使えそうな言葉ですね。

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