皆さん、こんにちは!SSSのManaです。
突然ですが、今日はビジネスのコミュニケーションにおける面白い話題についてお伝えしたいと思います。皆さんはビジネスシーンで英語での会議やプレゼンテーションなどに参加したことはありますか?
今日は日本とアメリカでのビジネスシーンにおいての違いを、ジェスチャーという観点から掘り下げてご案内したいと思います。アメリカと日本、距離も異なれば文化や言語など異なる文化が沢山ありますが、実はジェスチャーも文化によってかなり違いがあるんですよね。特にアメリカと日本では、その使い方や意味が全然違うんです。それを掘り下げていくと、なかなか興味深いことがたくさん見つかり、今後のビジネスシーンにおいての見え方も変わってくるかと思います。
挨拶のジェスチャー
アメリカ(握手)
まず初めに、会議などが始まる際には挨拶から入りますよね。アメリカでは、ビジネスの場での挨拶として握手が一般的に使われます。ビジネスの会議や交渉の際、始まりや終わりに握手を交わすことで、参加者同士の信頼や経緯を表す手法となります。
握手の際には、強さや持続時間、そしてアイコンタクトの維持が大切です。挨拶の際は軽くアイコンクトをして握る弱さも軽く、時間も短く終わるのが一般的ですが、契約事が決まった時やお互いの信頼関係が強い時などは握る強さも強く、握り続ける時間もあえて長く取ったりなど握手という簡単な行為だけでもビジネスシーンでは意味合いが異なった形で使われます。
日本(お辞儀)
日本では、ビジネスの場での挨拶としてお辞儀が主流ですよね。お辞儀は、深さや角度を相手の地位や状況に応じて変えたりなどします。
例えば、上司や重要なクライアントに対するお辞儀は深く、謙虚な姿勢を表すために頭を深々と下げたりしますし、会議や交渉の始まりや終わりの時なども、礼儀正しさと相手への尊重を示すためにお辞儀を使っているかと思います。
近年では、外資系企業などでは社員も外国人が多いため、徐々に握手も普及してきていますが、それでもなお、お辞儀の文化は日本のビジネス環境において根強く残っているかと思います。お辞儀は、言葉以上に相手に対する敬意と礼儀を表す重要な手段であり、日常生活からビジネスシーンまで様々な場面で活用されていますね。
指示を表す際のジェスチャー
アメリカ(人差し指)
アメリカでは、会議やプレゼンテーションの際に人差し指を使ってスクリーンや資料を指し示すことが一般的です。このジェスチャーは、情報を明確に伝えるために使用されており、特にプロジェクトの進捗状況や重要なデータを説明する場面では、スクリーン上の具体的なポイントを指さすことで、参加者の目線を引き、視覚的に情報をアピールする目的で使われています。
人差し指に限らず、アメリカの場合は身振り手振りを使って情報を説明したり、顔の表情も使って表現されたり、声に抑揚や強弱をつけたりする場面も多く、アクティブなイメージがアメリカの会議の主流となっています。
日本(手のひら全体)
日本では、人差し指で指示をすることは失礼とされ、代わりに手のひら全体で示すことが一般的です。代わりに、手のひら全体を使って示すことが一般的で、相手に対する敬意を表す方法とされています。特にビジネスの場では、ポインターやレーザーポインターの使用が推奨されており、これらの道具を使うことで、より明確に特定のポイントや詳細を指し示すことができ、誤解を避けることができます。日本のビジネス文化では、相手への敬意や礼儀を重んじるため、ジェスチャーにも細心の注意が払われています。日常生活においても、人差し指で人を差したりすることは失礼なこととみなされておりますが、アメリカではそこまでのイメージがありません。そういった違いも考えてみると面白いですし、会議の場でも意識して参加してみると変わって見えてきそうですね。
合意を表す際のジェスチャー
アメリカ(サムズアップ)
アメリカでは、合意や理解を示すときには、サムズアップのジェスチャーがよく使われます。これは肯定的なフィードバックや承認を表すシンプルな方法で、会議や交渉でよく見られます。手を上げて親指を立てることで、「大丈夫だよ」「賛成だよ」という意味を伝えます。これもビジネスシーンにおける時だけでなく、日常的に友人や家族、レストランで味を聞かれた時なども「Good!」という意味合いを込めて使われているジェスチャー表現です。
日本(頷き)
日本では、合意や理解を示す際に頷くことが一般的です。これは直接的なジェスチャーよりも控えめで間接的な表現が好まれる日本人特有のジェスチャーと捉えても良いかもしれませんね。頷くことで、相手の話に対して肯定的な反応を示し、理解していることを伝えており、特にビジネスの場では、相手の意見や提案に対して礼儀正しく受け止める姿勢を示すため、頷くことが重視されています。
私も日本の会社で会議に参加していた時は、上司に尊敬の意を示す為に何度も何度も頷いていたことを思い出します。日常的会話でも、「うん、うん」と友人等の話を聞く際には頷く方も多いと思いますが、アメリカではこの頷きは頻度が多すぎてしまうと話を聞いていないとあえて捉えられることもあったりします。日本とは完全に逆のメッセージとなりうることもあるので注意が必要です。
手の位置と姿勢
アメリカ(身振り手振り)
アメリカでは、会議中に手を使って話すことや身振り手振りを交えて意見を強調することが一般的です。身体の動きが自然でリラックスした姿勢が受け入れられ、自信を持って発言することが大切とされており、特に重要なポイントを強調するために手を使い、聴衆の注意を引きやすくします。アメリカの大統領選挙などのスピーチの際もかなり身振り手振りを使いながらそれぞれの想いを聴衆に語りかけていることが見て取れると思います。
また、アメリカのビジネス文化では、会議やディスカッションの進行中にテーブルに肘をつくことも一般的に問題視されていません。肘をついて身を乗り出すことで、自分の意見をより強く表現する姿勢として認識されることもあります。日本では失礼だとされることもアメリカでは強い意思があるとみなされるようなので不思議ですね。
日本(控え目な姿勢)
日本では、ビジネスの場において手の位置や姿勢に対する意識が非常に高く、過度な身振り手振りは避けられることが多いかと思います。会話中には手を使うことはありますが、控えめで静かな姿勢が好まれるパターンが多いです。特に重要な会議や交渉の際には、声のトーンや身振り手振りなども落ち着いた振る舞いが求められるのが一般的なので、アメリカとはかなり異なるかと思います。
また、日本のビジネス文化では、テーブルに肘をつくことは大変失礼とされており、肘をつくことは不敬と見なされ、相手への敬意を欠く行為として避けられています。手の置き方にも注意が払われ、手は膝の上やテーブルの上に整然と置かれ、会話や議論の途中でも音などは出さずに手と足をしっかり固定することが暗黙の了解となっているパターンが多いです。日本の会議等はリラックスした空間よりも緊張感溢れる空気になる場合が多いかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?世界的に使われているジェスチャーのように見えても実は異なる意味を持つものがあることなどが分かり、興味深かったのではないでしょうか?今はグローバル化が進んでおり、外資系の企業などでは英語での会議やプレゼンテーションなどの機会も増えてきているかと思いますので、こういったジェスチャーの違いを知って身に付けておくだけでスムーズなコミュニケーションが取れたり、色々なことが円滑に進むことが多いと思います。
SSSの「Real World Business English」コースでは社会人としてのビジネスの場での円滑なコミュニケーションの方法や、今回お伝えしたジェスチャーやポスチャーなどもアメリカ人講師から学んで頂くことが出来るレッスンを提供しております。なかなか自分で調べたり使おうと思っても練習をしないと自然に表現出来るようにはならないので、ぜひ私たちのレッスンの中で身に付けて頂き、皆さんの今後のお仕事での活躍が広がることを期待しております。1時間の体験レッスンで実感して頂ければと思いますので、まずはぜひ体験レッスンのご予約をお待ちしております。
まずは初回限定体験オンライン留学
ご相談・お問い合わせもお気軽にどうぞ
※初回限定体験オンライン留学は合計2時間です。
サービス説明やヒアリング 約30分、体験レッスン 約60分、事後カウンセリング 30分となります。
※体験オンライン留学は通常15,000円ですが、初回限定で500円で受講可能です。
受講料最大25%OFF
本気応援キャンペーン実施中