学んでみよう!アメリカの大統領選挙!

皆さん、こんにちは!SSSのAoiです。

2024年は、4年に一度のアメリカ大統領選挙が行われます。実は、4年に一度ということで夏期オリンピック・パラリンピックと同じ年に行われているんです。ご存じでしたか?また、投票日も連邦法に基づいて「11月の第1月曜日の翌日の火曜日」と決められています。そのため、今年は11月5日が投票日と決められています。

他の国の政治について、英語で見てみたり、考えたりする機会は普段あまりないと思いますが、英語で学んでみると意外と面白く、政治で使われる用語、大統領のスピーチや発言にも注目してみると、よりネイティブらしいニュアンスの英語力や表現力を身に着けることができます。

そこで今日はアメリカの大統領選挙について、少し学んでみましょう!

アメリカの大統領選挙の特徴を見てみよう

選挙人制度(Electoral College system)

アメリカの大統領選挙の最も大きな特徴は、選挙人制度を採用していることではないでしょうか。英語では「Electoral College system」と呼ばれます。

選挙人制度とは一般市民が直接大統領候補者を選ぶのではなく、各州と首都ワシントンに割り当てられた選挙人(投票や指名によって民主・共和両党から選ばれた全米538人)が大統領を選出することです。

選挙人の数は州の人口に応じて異なり、たとえば、SSSが拠点を置くカリフォルニア州には、全米で最も多い合計55人の選挙人がいます。一方で、人口の少ない州は選挙人の数が少ない場合もあります。先ほど、一般市民が直接大統領を選ぶのではない、と言いましたが実は、大統領選挙の日に、一般市民は各州で直接大統領候補者に投票します。

しかし、その投票数が直接政党の票数となるわけではなく、この投票の結果、勝者となった政党が、その州の選挙人数をすべて獲得することができます。例えば、先ほど例に出したカリフォルニア州で政党Aへの票が政党Bより多かった場合、政党Aがカリフォルニア州の選挙人55人すべてを獲得することができる、という仕組みです。

最終的に、全米の選挙人538人のうち、合計で270人以上の選挙人を獲得した候補者が大統領に選出されます。

2016年に行われたアメリカ大統領選は、民主党候補のヒラリー・クリントン氏と共和党候補のドナルド・トランプ氏の間で争われ、クリントン氏は一般市民の総投票数ではトランプ氏よりも多くの支持を得ましたが、選挙人制度によりトランプ氏の勝利となりました。

二大政党制(Two-party system)

アメリカの大統領選挙は二大政党制といって、民主党と共和党の二党の候補者が主に対立することも特徴の一つです。英語で民主党は「Democratic Party」、共和党は「Republican Party」と呼ばれています。

この二大政党制の仕組みはアメリカの長い歴史の中で形成されたもので、実はアメリカには他の政党も存在しますが、彼らが大統領に選出される可能性は低いといわれています。

長い選挙運動(Election campaign)

アメリカの大統領選挙運動期間は一般的に数年に及び、非常に長いことで有名です。英語ではこの選挙運動期間を「Election campaign」といわれ、全米を回るツアーなども行われます。また、テレビ、ラジオ、インターネットや新聞を含む様々なメディアを通じて広範囲にわたる選挙運動が行われます。アメリカメディアの特徴として、メディアによっては支持政党を公言しているものもあり、一部政治に関する報道に偏りがあったりすることもあります。

スイングステート(Swing state)

アメリカの一部の州は「スイングステート」と呼ばれています。一体何かというと、これらの州は、民主党と共和党のどちらも一定の支持を得ており、どちらの政党が勝利してもおかしくない州のことを呼びます。「Swing」は「揺れる」や「振り子のように動く」という意味があり、そこから「スイングステート」と呼ばれるようになりました。このような「スイングステート」の存在もアメリカの大統領選挙の特徴の一つです。

そのため、これらの州での選挙運動はとても盛んで、時に激戦地となります。フロリダ、オハイオ、ペンシルバニア、ミシガン、ウィスコンシン、ノースカロライナ州などはスイングステートと呼ばれることが多い州です。

大統領の二期制(Two-Term Limit on Presidency)

アメリカ合衆国大統領の任期は一期を4年間としており、大統領は一度に最大で二期までしか務めることができません。つまり、最長で8年間の任期となります。二期連続で大統領になる人のことを「Two-term president」と呼びます。アメリカ歴代の大統領で唯一、三期以上を務めたのはフランクリン・D・ルーズベルト氏ですが、1951年に憲法が修正されたことで、最大二期までの任期が定められました。日本の総理大臣の任期も、衆議院議員の任期にあわせて4年ですが、再選された場合、その後も総理大臣を続けることが可能な為、理論上は何年でも続けることができます。

2024年のアメリカ大統領選挙は?

冒頭でもお伝えした通り、今年、2024年はアメリカ大統領選挙が行われる年です。民主党からは、現在大統領を務めているジョー・バイデン氏、共和党からはドナルド・トランプ氏が候補者として指名されましたね。それぞれの政策や特徴は大きく異なり、アメリカの大統領選挙の結果が世界情勢を大きく揺るがすといっても過言ではありません。是非、今後の両党の政治運動にも注目してみてくださいね。そこで、これまでのバイデン氏とトランプ氏それぞれの選挙運動中のインタビューから、発言を少し見てみましょう。

ドナルド・トランプ氏

  • “If everything’s honest, I’ll gladly accept the results. I don’t change on that” 
  • 「もし、全てが正直であれば、私は喜んで結果を受け入れる。それに関して私は変わりない。」
  • “If it’s not, you have to fight for the right of the country.”
  • 「もし、そうでないなら、国の権利のために戦わなければならない。」
  • “I want people that *vote to cast an honest *ballot. I want the ballots to be counted honestly. I don’t want people going to legislatures and getting things not approved and then doing it anyway” 
  • 「投票する人には正直な投票をしてほしい。投票用紙は正直に数えてほしい。議会に行って、承認されないことを、とりあえずやってしまうようなことはしてほしくない。」

ジョー・バイデン氏

  • “He never succeeded in creating jobs, and I've never failed. I've created over 15 million jobs since I've been president” 
  • 「彼(トランプ氏)は雇用創出に成功したことがない。私は大統領就任以来、1500万人以上の雇用を創出してきた。」
  • “I’m not being facetious”
  • 「私は冗談を言っているわけではない。」
  • “We’ve already turned it around … the *polling data has been wrong all along”
  • 「私たちはすでに状況を好転させた…投票データはずっと間違っていた。」

選挙の時によく目にする以下の単語も、これを機会に覚えておきましょう。

  • vote:投票する
  • ballot:票、投票、投票用紙、投票総数
  • polling data:投票データ

上記の発言はメディアによるインタビューの一部です。実際に大統領のインタビュー動画や、政治に関する新聞を読むことは、よりネイティブらしいニュアンスや表現の英語力をつける、いい学習方法です。

下記にいくつかおすすめのメディアもご紹介しますので、是非チェックしてみてくださいね。

  • The New York Times:アメリカを代表する新聞紙。幅広い政治ニュースや解説記事。
  • The Washington Post:ワシントンD.C.を拠点とする新聞紙。政治や政府に関する深い報道。
  • NPR (National Public Radio):アメリカの公共ラジオ放送局。政治や国内外のニュース報道。
  • CNN (Cable News Network):アメリカの有名なニュース番組。政治に関する報道や解説。
  • PBS NewsHour: アメリカの公共放送ニュース番組。深い分析、解説と報道。

まとめ

いかがでしたか?

海外の政治を少しでも理解することで、ビジネスシーンなどで会話が弾んだり、実際のシーンで役立つ単語を学ぶこともできます。SSSでは、このような少し難しいメディアやニュースにまつわる英語から、日常の様々なシーンで使える英語をトピックごとに学んでいけるReal World Conversationコースなどもご用意しています。

また、SSSではネイティブ講師とのマンツーマンレッスンを提供しているので、実際にネイティブ講師ならではの、細かい表現やニュアンスもレクチャーしています。

ご希望に合わせて、文法ベースのレッスン、日常会話ベースのレッスン、ビジネスシーンに対応したレッスン等、様々なクラスをご用意しておりますので、生徒さんが学びたい内容をお選びいただくことができます。よりネイティブに近い英語力アップに向けて一緒に頑張ってみませんか?SSSでは体験レッスンも行っておりますので、是非お気軽にお問い合わせくださいね。

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