Asian American Pacific Islander Heritage Monthって何?

皆さんこんにちは。SSSのMegumiです。

アメリカに住んでいると、毎月のように「〇〇月間」というようなものが設けられています。分かりやすいものでいくと、“Back History Month”や”Hispanic Heritage Month"などが代表的な月間として挙げられます。毎月こうやって自分のルーツをお祝いする文化があることは、人種の坩堝と言われているアメリカでは一般的なことなのかと感じると同時に、私はアメリカに住んでみるまで、このように「アジア人であること」「日本人であること」をあまり意識したことがありませんでした。

私はアメリカにやってきてこうしてお仕事をさせてもらっている傍、いろいろなボランティアにも参加しています。そんな中で、毎年5月になるとAsian American Pacific Islander Heritage Monthのイベントに「日本人」として招待されるようになり、自分が日本人であることを深く意識するようになりました。

そこで今日は、このAsian American Pacific Islander Heritage Monthについて少しご紹介したいと思います。

Asian American Pacific Islander Heritage Monthとは?

アジア系アメリカ人と太平洋諸島系アメリカ人の文化、歴史、貢献を称えるための月間です。この月間の始まりは1977年にさかのぼります。当時、アフリカ系やヒスパニック系アメリカ人の貢献を讃える月間はあるのに、アジア系アメリカ人を讃える日がないことを受け、アジア系アメリカ人議員たちが5月をアジア/太平洋アメリカン・ヘリテージ・ウィークとして認める決議を提案しました。この提案は最初、上院でダニエル・イノウエ上院議員とスパーク・マツナガ上院議員によって、下院ではフランク・ホートン下院議員とノーマン・ミネタ下院議員によって提出されました。

1978年には、これらの提案が議会を通過し、ジミー・カーター大統領が5月の最初の10日間をアジア/太平洋アメリカン・ヘリテージ・ウィークとして宣言しました。しかし、毎年議会に申請をしないといけなかったため、1990年にはジョージ・H・W・ブッシュ大統領が5月全体をアジア/太平洋アメリカン・ヘリテージ・マンスとして宣言しました。そして、1992年には正式に法律として制定されました。

なぜ5月になったのか?

5月が選ばれた理由は、アメリカ合衆国におけるアジア系移民の重要な出来事がこの月に起きたためです。1つは1843年5月7日が、初の日本人移民がアメリカに到着した日。またもう1つは、1869年5月10日が、ほとんどが中国系移民であった労働者たちが中心となって建設したトランスコンチネンタル鉄道が完成した日なので、この2つを持って5月をアジア系アメリカ人の貢献を讃える日として設定されることになったようです。

現在の位置付け

現在、Asian American and Pacific Islander (AAPI) Heritage Monthとして知られるこの月間は、アジア系アメリカ人と太平洋諸島系アメリカ人の歴史や文化、貢献を広く理解し、祝うための機会として位置付けられています。毎年5月には、全米で様々なイベントやプログラムが開催され、AAPIコミュニティの多様な文化や伝統が紹介されます。

私の住むフロリダ州のジャクソンビルでも、多くのAAPI Heritage Monthのイベントが開催されます。大きなものは市が主催するもの、小さいものだと学校や職場など小さいコミュニティの中でもイベントが企画され、「アジアに関して考える月間」のような位置付けになっています。

日本人であることを強く認識するAAPI月間

AAPI月間期間中、色々なイベントに出かけていると、アジア各国の人々とお話しする機会がたくさんあります。皆さんとても日本に対して好意的で、日本に興味を持っている人がとても多いことに驚かされます。日本についてたくさん質問されることで今まで自分が日本について、そして自分が日本人であると言うことについていかに無関心だったかと言うことに気付かされました。

また、自分が「日本人」「アジア人」であることを強く認識するようになったと同時に母国日本を誇らしく思うことがとても増えました。そうすると自然に「日本人」というルーツを大切にしたいと感じるようにもなりました。島国日本で育った私たちは、全体的に「日本人」と言うルーツについて考える機会が今までなかったのかもしれないですね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

日本に住んでいるとあまり意識しない「日本人である」と言う感覚。みなさんが海外旅行や海外出張に行った時に、このような感覚を味わったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?みなさんも一度、自分のルーツみたいなことや日本文化についてちょっと考えてみてはいかがでしょうか?そしてそれを「英語で」話してみるとまた違った感覚が生まれてくるかもしれませんよ。

私は、いつも日本のことを説明するときに色々リサーチするのですが、色々な方が英語で説明してくれているブログや記事を拝見することがあります。それらをそんなものを読み取っていると、人によって表現の仕方が違ったり、使っている単語が違ったりすることがありとても面白いです。

SSSでは、文法ベースのレッスンのほかに、このような文化や色々な日常生活に出てくる話題を使ってたくさん会話の練習をする「Real World Conversationコース」もご用意しています。ひとことに文化について説明すると言っても、サラッと説明できるようになるには、やはり練習が不可欠です。私自身もAAPI月間中は沢山リサーチをして、頭の中で常に英語で日本文化について考えて、口に出して何度も何度も独り言のように練習をしてイベントに望んでいます。

Real World Conversationで取り扱っているトピックは、色々なものがありますので、会社でのちょっとした雑談なんかにも使えるようなトピックです。SSSで深くトピックについて話す練習をすることで、いざ自分が実際に話すときにはSSSで習ったことをサラッと言えるようになっているとことと思いますよ。

このコースの体験レッスンもありますので、みなさんぜひ一度体験レッスンを受けてみてくださいね。

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