アメリカで夏の到来を感じる出来事

みなさんこんにちは。SSSのMegumiです。

6月に入ると日本はジメジメした梅雨が始まって、なんだか憂鬱な気分になりますよね?私が住んでいるフロリダ州は日本の国土の40%ぐらいの大きさで、南北に長い州なので、北は鹿児島県佐多岬から南は石垣島ぐらいの位置にあります。ですので、夏は非常に暑いのですが、冬はとても暖かく過ごしやすい場所です。私が住んでいるフロリダ北部のジャクソンビルでは、あまり「梅雨」のようなことを感じたことはありません。その代わりと言ってはなんですが、6月〜11月は「ハリケーンシーズン」と言われていて、ここフロリダはかなりの確率で毎年ハリケーンが通過するので、この時期になるとTVのニュースで「ハリケーンに備えましょう」というコーナーがあるほどです。

また、5月末から6月にかけては、必ずと言っていいほど夕方にスコールのような雨が降ります。まさに夕立ですね。これは本当にすぐに止むので、誰も傘を持ち歩いていないのが最初は不思議でなりませんでした。(笑)基本的にアメリカ人はあまり傘をささない印象ですね。そんなアメリカで夏を感じる(夏の始まりを感じる)出来事がいくつかあるので、ご紹介したいと思います。

Memorial Day

5月の最終月曜日は、Memorial Day(メモリアルデー)「戦没将兵追悼記念日」という、戦没者を悼むための祝日です。元々は、南北戦争における戦没者たちを追悼するためのイベントだったのですが、現在では広い意味で戦没者を追悼する日となっています。

ちょうど今年のMemorial Dayにお墓参りに行く機会があったのですが、戦没者だけではなく退役軍人のお墓には1つ1つに小さなアメリカの旗(星条旗)が飾られていて、アメリカは退役軍人や戦没者に対してとても敬意を払っていることに感動しました。私が訪れたのはアメリカの小さな田舎町の墓地でしたが、あたり一面星条旗で埋め尽くされているような感じでした。

これだけ聞くと、さぞ厳かに、日本の終戦記念日みたいな感じなのか?と思いがちですが、実はこのMemorial Dayから9月第一月曜日のLabor Day(レイバーデー)「労働者の日」までが、夏休みシーズンなので、Mamorial Day はまさに「楽しい夏の始まり」を告げる祝日です。基本、会社や学校は土日がお休みなので、Memorial Day Weekendは三連休となり、多くの人が旅行に出かけたり、ビーチに繰り出したり、みんなでBBQをして楽しんだりして、夏の始まりを楽しむのが一般的です。

また、Memorial Dayは半期に一度の大きなセールが行われるシーズンでもあるので、デパートやアウトレット、通販大手Amazonでもお買い得商品が目白押しです。Memorial Dayは、まさにアメリカの夏が始まる日ですね。

Prom

Prom(プロム)とは、高校最後の学年(12年生)Seniorの学年末に行われるパーティで、参加者全員が正装して行われるダンスパーティです。本当に男の子はスーツやタキシード、女の子はイブニングドレスに身を包んでパーティに参加します。

プロムが近くなると、生徒たちは一緒に参加するパートナーを誘います。もちろん、パートナーなしで参加することも可能なので、グループで参加している生徒達もいますが、「プロムに誘う(誘われる)」ということが一大イベントでもあり、プロムの醍醐味かもしれません。(私もあのドキドキ感を味わえる高校時代に戻りたい!とこの季節になると思います)カップルで参加する場合、ネクタイの色とドレスの色を合わせたりして、親が写真を撮ったりと本当にその日は大変な騒ぎです。

Promはあんなに小さくて可愛かった子供が、こんなにも大人びて見え、もう立派に巣立って行く準備ができていることを感じて、親としては少し寂しくもあり、また自分の子供が成長したことを実感するようなイベントでもありますね。

Graduation

アメリカでは5月末〜6月上旬が卒業式シーズンです。高校や大学では、みなさんがよく映画などで見るような足元まですっぽりと覆うガウン(Graduation gown)に、頭には角帽(Academic cap)というスタイルが一般的です。私がアメリカらしいなぁと思ったのは、この角帽を飾りつける生徒も多いこと。アメリカでは、家族総出で卒業式に行くので会場が広く見つけづらいことっもあり、見にきてくれた家族に自分がどこにいるか目立つように飾っていろんなメッセージを書いたりしてることです。

日本の卒業式は、シーンと静まり返った講堂に集まって厳かに式典が執り行われいますが、アメリカの卒業式は、それはそれは賑やかです。卒業生が入場すると、プロスポーツ選手が入場したのかと思うほどの歓声と拍手で隣の人との会話が聞こえないほどです。また卒業証書が一人ずつに手渡される時には、名前を呼ばれると出席しているその家族達が大声でその生徒の名前を読んだり叫んだり、とにかく大きな歓声と拍手で祝福します。いかに他の生徒の家族より目立つかを競っているかのように大声で盛り上げていました。

式の最後には、校長先生が、”Graduates of class 2023, turn your tassle” 「2023年の卒業生の皆さん、房飾りを移動させなさい」という合図とともに、卒業式の開始時には右側に垂らしてあった帽子の上についている房飾り(Tassle)を、左側に移動させます。そして「Congratulation! Class of 2023! "「2023年の卒業生の皆さん!卒業おめでとう!」とアナウンスがあると、映画でよく見るシーンのように帽子を空高く投げます。これこそ卒業したことの証なのです。個人的にあの角帽は誰も拾わないのか?と思っていましたが、やっぱりちゃんと拾って持ち帰る人が多いことにちょっと驚きました(笑)

式典後は、家族や友人達と写真をいっぱいとって、その後、親戚、友人、お世話になった人、近所の人を招いて卒業パーティを行うのが一般的です。場所はレストランだったり、自宅だったり、公園でピクニック形式でやる家庭もあります。そこにはMessage Ballonが飾られたり、本人の小さい頃から卒業までの写真が飾られたりと、本当に心温まる素敵なパーティです。

私の中では、大学の卒業式が盛大に行われるというイメージだったのですが、高校卒業もかなり盛大にお祝いをします。それはなぜなのかというと、アメリカではK-12(幼稚園Kindergarten〜12年生)までが義務教育である州が一般的なため、高校卒業(12年生)は子供達が長い義務教育を修了し、独り立ちをする記念すべき日でもあります。多くの子供が18歳になると、親元を離れて一人暮らしをすることになるため、子供が親から独立する節目の行事ということもあり、これだけ盛大にお祝いをするのだと思います。

Independence Day(アメリカ独立記念日)

アメリカでは、Independence DayというよりもForth of Julyという人が多いです。文字通り7月4日、独立記念日はアメリカ全土がまさにお祭りムード一色になります。各地で花火が上がり、昼間は家族や友人達とこれまたBBQパーティで盛り上がるのが一般的です。それだけではなく、街には星条旗のデザインや星条旗の色(赤・白・青)の物で溢れ、家のデコレーションも着ている洋服もみんな赤・白・青が多くなったりします。私個人的には、子供服がとっても可愛くて見ているだけでも「夏が来た!」とワクワクします。

日本の夏の風物詩といえば花火ですが、アメリカでは「花火=独立記念日」もしくは「花火=大晦日(お正月)」です。日本では夏休みになると、家の庭先やビーチで集まって花火を買ってみんなで楽しむなんてことは日常茶飯事ですが、なんとアメリカのほとんどの州では、特別な日以外は花火禁止となっています。禁止の理由は、火事(山火事)などを防ぐ、銃声と間違えやすいから、花火を分解して爆弾を作る恐れがあるから等が挙げられていますが、馬鹿騒ぎをさせないため、というのも理由として挙げられたりしています。

花火を個人でやっていいこの特別な日が独立記念日と大晦日(お正月)なんです。独立記念日が近くなると、”Fire Works Stand"「花火売ってます」という看板が出て、たくさんの花火を売っているテントをよく見かけます。日本のような子供が手にもってできるような花火は少なく、もっと大きな打ち上げ花火を大量に買う人が多いのも特徴です。どの町でも花火大会が行われますが、終わった後の渋滞も大変なので、家の周りで打ち上げ花火をする人も多く、花火大会が終わった後も自分たちのコミュニティーでバンバン花火を上げている人たちもいます。自分たちで楽しむだけのために、毎年500〜600ドル(70,000円〜84,000円)も費やす人もいるほどです。ちなみに我が家は、ご近所さんがあげてくれる花火を庭から見て楽しんでいます。

もう一つ禁止されていることとして有名なのは、アメリカでは殆どの州でお店以外の公の場所(ビーチや公園など)での飲酒が禁止されています。ビーチで友達と集まってお酒を飲みながら花火をして楽しんでいる若者をよく日本のビーチでは見かけますが、もしそれをアメリカでやってしまったら間違いなく逮捕されてしまいますよ。(笑)

おわりに

いかがでしたでしょうか。

アメリカは今夏が始まったばかりです。会話の中でも”What's your plan for summer?"(夏はどう過ごすの?」と聞かれることがよくあります。日本にいるときに「夏を楽しむ」という感覚があまりなかったので、この質問がとても新鮮でした。そして別れ際に”Enjyo your summer!"「夏を楽しんでね」と言われることも多く、この「夏を楽しむ」という感覚が大好きになりました。仕事ばっかりで楽しい夏ではないかもしれないけれど、そう言われると夏が少しだけワクワクしますよね?

SSSでは、レッスンを通してこのようなアメリカの習慣や文化などに触れることもできます。一度体験レッスンで他社とは違うネイティブスピーカーとのレッスンを体験してみてはいかがでしょうか?

それでは、皆さんもEnjoy your summer!

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